ミニチュアハウス=ライトハウスと人や庭のアクセサリをアレンジするセラミックのアートでリアルな世界
ホーム マザー・グースの世界
マザー・グースの世界
 

ビレッジデコでもマザー・グースをテーマにしたアイテムがありますが、現在取り扱っているものはJIM SHORE(ジム・ショア)製のものだけです(以下画像)。ハンプティ・ダンプティは不思議の国のアリスにも登場しますね。

Humpty Dumpty sat on a wall.
Humpty Dumpty had a great fall.
All the king's horses and all the king's men
couldn't put Humpty together again.

ハンプティ・ダンプティが 塀の上
ハンプティ・ダンプティが おっこちた
王様の馬みんなと 王様の家来みんなでも
ハンプティを元に 戻せなかった

Department 56製のものでは、1990年代後半から200年頃までの数年の間Storybook(ストーリーブック)というシリーズでマザー・グースをテーマにしたものを製作していました。下の画像はHumpty Dumpty(ハンプティ・ダンプティ)のストーリーをもとにデザインされたミニチュアハウスとアクセサリです(以下画像:現在取り扱いはございません)。

Mother Goose(マザーグース)と聞くと「英語圏の小さい子供向きの童謡」と思われる方もいるかもしれませんが、実は一般の会話や新聞などの政治・経済欄の見 出し、コマーシャルや小説など幅広い分野に度々登場します。童謡といっても、シェークスピアの有名なフレーズの次によく使われるものです。ですから、子供向きといって馬鹿にはできません。

マザーグースは英国イギリスが発祥地。欧米諸国(英語圏)の人々は平均で100のマザーグー スの詩を口ずさむことができるといわれています。日本でも数多く翻訳されていますし、キラキラ星やメリーさんの羊など小さい頃からなじみのある歌もあります。本来、マザーグー スのライムは英語という言語の持つ韻を含むリズムや音を楽しみながら学ぶものです。

マザーグースという言葉は日本ではイギリスの伝承童謡の代名詞として普通に呼ばれていますが、正式には Nursery Rhymes (ナーサリー・ライム=童謡/わらべ歌)と呼ばれています。マザーグースがこの英国伝承の童謡の象徴になったきっかけは、1806年にイギリスの道化師に よって上演された「Harlequin and Mother Goose; or the Golden Egg (ハーレクインとマザーグース、または金の卵)」で、伝説的なマザーグースのイメージに魔女の要素が加味されたのです。この劇を韻文化した物語詩が行商人が売り歩いたことにより広がったといわれています。

(JIM SHORE製のマザーグース)

英語圏の国々では大人の間でもこのマザーグースのフレーズがビジネスや日常会話に使 われたり、文章に引用されたりします。マザーグースの世界には、実は男と女をテーマにしたものやナンセンスなもの、不気味で残酷な内容のものが少なくありません。 きれいごとだけではすまされないのも人間の世界。このあたりが単なる童謡としての価値以上のものがあるのではないでしょうか。または、イギリス人ならでは のユーモア(ブラックユーモア)の精神が現れているのかもしれません。

Tom, Tom, of Islington,
Married a wife on Sunday
Brought her home on Monday
Bought a stick on Tuesday,
Beat her well on Wednesday,
Sick was she on Thursday,
Dead was she on Friday,
Glad was Tom on Saturday night
To bury his wife on Sunday

トム トム イズリントンのトム
日曜日に 奥さんと結婚し
月曜日に 奥さんを連れて帰り
火曜日に こん棒を一本買い
水曜日に 奥さんをこっぴどく叩き
木曜日に 奥さんはすっかり寝込み
金曜日に 奥さんはあの世に行き
土曜日の夜は 嬉しそうなトム だって
日曜日に 奥さんを埋葬するからさ

この他にも、ハバートおばさん(Old Mother Hubbard)では、飼い犬が死んだかと思うと次の詩ではパイプをふかしていたり、おばさんが出かけて帰ってくると今度はフルートを吹いていたり、まっ たく意味不 明な内容もあれば、Three Blind Mice(三匹のめくらねずみ)では、刃物を持ってネズミを追いかける怖いおばさんがいたりします。Ding,Dong,Bell(ディンドン鐘がなる) では、子猫を残酷に殺すような子供が登場したりと日本ではちょっと考えられないようなものも伝承されています。このようなテーマのものは、ミ ステリー小説にも数多く登場します。イギリスのミステリー作家アガサ・クリスティーの小説の中にもでてきます。また、日本でお馴染みの不思議の国のアリス や鏡の国のアリスでは、マザーグースの詩に登場する人物を見事にパロディー化しています。この本もイギリスの作家によって生まれた物語です。

下の画像は、Department 56のStorybookシリーズ「H.D. DIDDLE FIDDLES」です。マザーグースのHey Diddle Diddle(ヘイ、ディドル、ディドル)をテーマにしたもの。詩を読むと意味不明ですが、もともとマザーグースは意味そのものよりも音(英語の持つ韻な ど)を楽しむものです。しかし、この詩の中に登場するファンタジー的な要素が想像力をかきたたせるので世界中の画家がイラストや絵を描いています。 Department 56のミニチュアハウスもその要素をうまく取り入れています。

♫♪ Hey Diddle Diddle ♬♪

Hey diddle diddle
The cat and the fiddle
The cow jumped over the moon
The little dog laughed
To see such sport.
And the dish ran away with the spoon

ヘイ ディドゥル ディドゥル
猫にバイオリン
雌牛が月を飛び越えた
子犬はそれを見て
ゲラゲラ笑い
お皿はスプーンと駆け落ちだ

(Department 56 StorybookシリーズのHey Diddle Diddle 現在取り扱いはございません)

(JIM SHOREのマザー・グースシリーズ Hey Diddle Diddle)

大人のマザーグースの楽しみ方の一つに、ロンドンのマザーグースめぐり はいかがでしょう。日本でもおなじみの「ロンドン橋」から始まり、Oranges &Lemons(オレンジとレモン)の中でうたわれたロンドン市内の16の教会めぐりもおつなものです。Upon St. Paul's Steeple(セント・ポール大聖堂)やご紹介した上記の歌のように怖~いイズリントンを訪れるのも面白いでしょう。他にも、ロンドンにはマザーグース の歌のタイトルがついた古くから続くパブやストリートが数多く残っています。

ライブラリのメニューへ戻る