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ヴィクトリア朝

ヴィクトリア朝

ヴィクトリア朝時代ってどんな時代?

デパートメント56のディケンズ・ビレッジ・シリーズはチャールズ・ディケンズが生きたヴィクトリア朝(Victorian Era)を再現したシリーズです。イギリスの「黄金期」と呼ばれる時代です。この時代の様々な文化について別のビレッジ・ライブラリのところでご紹介しているので、ここでは、ヴィクトリア朝についてご紹介しましょう。

ヴィクトリア朝は、イギリスにおいて、1837年から1901年まで、ヴィクトリア女王によって統一された時代をいいます。日本では映画「エリザベス」が有名ですが、エリザベスは1558年から1603年の間即位していましたので、ここから200年以上たってからの時代になります。イギリスを確固たる独立国として繁栄させたのがエリザベス女王なら、イギリスを経済的に世界で最も繁栄させたのはこのヴィクトリア女王といえるでしょう。産業革命によって、科学、技術、工学、そして文化・芸術に至るまで、経済発展の絶頂期をむかえました。

ヴィクトリア女王とアルバート公

ヴィクトリア女王は、少々短気なところはあったようですが、6カ国語が堪能で夫思いの堅実な女性だったようです。彼女の一番の幸せは、夫となったアルバート公との出会いでしょう。

彼の容姿(167センチと背はそれほど高くなかったのですが、鳶色の髪に青い目のハンサムだったとか)もありますが、それ以上に彼は教養があり誠実な性格で、ヴィクトリア女王はアルバート公を心から愛したようです。 アルバート公もそれに応えるように、彼女を大切にするともに、公務も積極的にこなし国の繁栄に尽力しました。

残念ながら、アルバート公は42歳の若さでこの世を去り、彼を亡くしてからの女王は悲嘆に暮れ、私室にこもるようになってしまいました。この頃から笑うことも少なくなり、ユーモアを解せない頑固なおばさんというイメージが定着してしまったようです。

元々政治にはうといといわれた女王のようですが、これだけの黄金期を作り上げたということは、時代の流ればかりでなく、この二人の間にもその時代を作り上げる何かがあったのはないかと個人的には思います。「優れた女性のそばには優れた男性がいる」と聞いたことがあります。二人はお互いに運命の人だったのでしょう。

ヴィクトリア女王  アルバート公

万国博覧会第一号

アルバート公の才能を生かした仕事の一つに、1851年に開催された世界初の万国博覧会があります。

産業革命によって工業化における世界のトップにたったわけですが、自国の技術水準の高さを世界中にアピールする最も良い機会です。自国の力を他国に誇示する方法の一つに軍事力があります(残念ながら現代になっても行われることです)が、この万国博覧会という方法は、一般国民にも利益をもたらす平和的な方法です。

この博覧会をきっかけに、新しいビジネスが生まれ、様々な商売が成り立ち恩恵を受けた人々が大勢いました。

クリスタル・パレス(水晶宮)

ロンドンの万国博覧会の目玉はなんといっても、鉄とガラスでできた巨大なクリスタル・パレス(水晶宮)でしょう(上写真)。

当時この途方もない計画に賛否両論があったようですが、何か大きなことを成し遂げようとするときには必ずこのようなことが起こるものです。結果的には、他国からも多くの人々が訪れ、大成功に終わりました。

イギリスの次に行われたパリ博覧会で”Exposition”と呼ばれたため、以来「エクスポ-EXPO」と呼ばれるようになりました。それにしても、この時代の日本では、腰に刀、頭はまげをゆっていたのですから、現在は「先進国」などと呼ばれるものの、その力の差を感じずにはいられません。

デパートメント56シリーズとヴィクトリア朝

このような黄金期の19世紀を再現したミニチュアのライトハウスとアクセサリの世界Dickens’ Village(ディケンズ・ヴィレッジ)シリーズのほか、Snow Village(スノー・ヴィレッジ)シリーズにも、”Victorian”とつくアイテムが多数あります。

当店でも扱った、”Victorian University(ヴィクトリア大学)”もその一つ(下左写真)。下右のミニチュアのアクセサリは”Victorian Perfumer(ヴィクトリアの香料商)”というタイトルのものです。他にもHalloween(ハロウィーン)シリーズの”Halloween Victorian House(ハロウィーン・ヴィクトリア・ハウス)”(下中央)というライトハウスもあります。

当店で扱うビレッジセットの商品詳細のところで、Department 56のタイトルも記載してありますので参考になさってください。

デパートメント56 ヴィクトリア大学 デパートメント56 ハロウィーン・ヴィクトリア・ハウス デパートメント56 ヴィクトリアの香料商

当店のリンク集に「ヴィクトリア&アルバート美術館」のホームページが掲載されています。興味のある方はそちらをご覧ください。

参考文献 :
石井美樹子 「ヨーロッパの王妃」河出書房新社
小池 滋 「英国らしさを知る辞典」 東京堂出版