ミニチュアハウスと人や庭のアクセサリをアレンジするセラミックのアートでリアルな世界
ホーム 19世紀頃の牛乳配達
19世紀頃の牛乳配達

19世紀頃の牛乳配達

9世紀頃の牛乳配達ヴィクトリア朝時代は、まだ冷蔵装置の開発や殺菌技術もなかったので、牛乳は飲料としてではなく、むしろ料理や乳製品用として利用されていました。1873年頃には、メリルボンで牛乳が原因で腸チフスが発生するなど、牛乳が普通に飲料として飲めるようになるまでに様々な苦労がありました。

1878年頃になって冷蔵装置が開発され、やっと大都市でも牛乳が飲めるようになったのです。 当時イギリスで酪農地帯として有名なところは、バークシャーやウィルトシャーというところで、ロンドンなどの大都市へは主に鉄道で輸送されました。この地域をつなぐのはグレート・ウェスタン鉄道で“牛乳鉄道”と呼ばれたそうです。

19世紀頃の牛乳配送の様子

上の写真は1900年頃のもので、飲料として都市に鉄道輸送する様子が伺えます。

デパートメント56もこの時代の大きな牛乳缶や馬車、人々のいでたちなどミニチュアのアクセサリをリアルに作っています。下のアイテムは大きな冷蔵庫ができて都市へ新鮮な牛乳の供給ができるようになってからの時代を再現したもの、と推測できますね。ちなみに、イギリスで日本でもおなじみの毎朝玄関先に牛乳を配達するシステムが普及したのは、1930年以降だそうです。

デパートメント56 牛乳配達のアクセサリ デパートメント56 牛乳配達のアクセサリ

参考文献:谷田博幸 「ヴィクトリア朝百貨時点」河出書房新社 2001