ミニチュアハウスと人や庭のアクセサリをアレンジするセラミックのアートでリアルな世界
ホーム イギリスの作家 チャールズ・ディケンズ
チャールズ・ディケンズ

チャールズ・ディケンズ

デパートメント56 とチャールズ・ディケンズ

デパートメント56のディケンズビレッジシリーズは、イギリスの国民的作家Charles Dickens(チャールズ・ディケンズ、1812-1870)から名前を取ったものです。

チャールズ・ディケンズ 

C・ディケンズが生まれた時代は、ヴィクトリア朝時代。その時代の世界を再現したものがこのシリーズです。彼の代表作の一つで日本でも有名な「クリスマス・キャロル」がありますが、デパートメント56ではDickens’ A Christmas Carol(ディケンズ・クリスマス・キャロル)としてこの物語をテーマにシリーズ化しています。例えば物語にはエベネーザ・スクルージという主人公がいますが、彼の名前をつけた”Ebenezer Scrooge’s House”というミニチュアのライトハウスなどもあります。

 

デパートメント56 ディケンズ・クリスマス・キャロル シリーズ

クリスマス・キャロル

この物語で興味深いのは、主人公がスーパー・ヒーローではなく、初老の商人で、エゴイスト、冷酷無慈悲、どけち、人のやさしさとか愛情という言葉とはかけはなれたいわゆる悪人タイプということです。

ディケンズの作品 クリスマス・キャロル

クリスマスを迎える前夜、昔共同経営者として一緒に働いていたマーレイという老人が幽霊となって彼の前に現れます。自分が行う悪行によって悲惨な運命となることを彼の経験に基づいてエベネーザに諭します。その悲惨な運命を回避し新しい人生へと生き方が変えるため、これから3人の精霊が現れると告げるのです。その3人の霊は、それぞれ「過去のクリスマス」、「現在のクリスマス」、そして「未来のクリスマス」という名の精霊で、主人公の過去・現在・未来を見せるのです。そこから、主人公が自分自身を振り返り、運命を変えることができる可能性を知るというお話。

大いなる遺産

更に、非常に短い期間に販売されたLiterary Classicシリーズでは、チャールズ・ディケンズの「Great Expectations-大いなる遺産」をテーマにした原作本付きのミニチュアのライトハウスとアクセサリのセットもあります。

「大いなる遺産」は、1861年に自らが編集を行った週間誌All the Year Roundに発表された10編からなる物語。主人公のピップが貧しい孤児から財産相続で地位を得ますが、彼を取り巻く様々な事情を持った人々によって繰り広げられる人間模様を描いた作品。

世俗的に地位がない、自分より劣っていると思っていた相手が実は人間として素晴らしかったりすることを発見し、人間にとって何が必要かを感じさせてくれる物語です。ディケンズの自叙伝的要素もあるといわれています。彼が生きたヴィクトリア朝の時代背景も見事に描かれている作品です。

C・ディケンズの生涯

C・ディケンズは、1812年イギリス、ポーツマス郊外に生まれました。この時代産業革命真只中、社会は格差を生み、ディケンズも少年時代から苦労をして育ちました。少年の頃から働き、新聞記者をしながら執筆活動を経て、1836年に作家としてデビューしました。

日本ではあまり人気がないようですが、イギリスでは「ピクウィック・ペーパーズ」(邦題:英国紳士サミュエル・ピクウィック氏の冒険)が大人気となり出世作となりました(下絵)。

           

晩年も数々の作品を書き続け1870年に亡くなりました。この頃には国民的作家になっていたので、あのロンドンの美しい教会、“ウェストミンスター寺院”に埋葬されました。

チャールズ・ディケンズ・ミュージアム

ロンドンには、1837年から1839年までC・ディケンズが家族と暮らしていた家を博物館にしたミュージアムがあります。その名も、The Charles Dickens Museum。ディケンズが愛用していた小物、書物、そして応接間などその当時のものをそのまま展示しています。ライブラリーなどもあり、初版本など様々な貴重な資料があります。

当店のリンク集でこのミュージアムのホームページを掲載しています。英語版のみになりますが、興味のある方はそちらをご覧ください。

当店では、ディケンズシリーズをたくさん扱っています。物語の世界をぜひお楽しみください。

参考文献:山内史子 「英国ファンタジー紀行」小学館