ミニチュアハウスと人や庭のアクセサリをアレンジするセラミックのアートでリアルな世界
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ルイザ・メイ・オルコット

ルイザ・メイ・オルコット

リタラリ・クラシック(Literary Classic)

短期間限定のリタラリ・クラシック(Literary Classic)・シリーズは、文学作品をテーマにしたシリーズです。チャールズ・ディケンズの「Great Expectations-大いなる遺産」、ルイザ・メイ・オルコットの「Little Women-若草物語」、マーク・トウェインの「The Adventures of Tom Sawyer-トムソーヤーの冒険」、そしてF・スコット・フィッツフェラルドの「The Great Gatsby-グレート・ギャッツビー」などがあります。物語に登場する家や人がミニチュアのライトハウスやアクセサリとなり、原作本付きでこれらが一つのセットとなっています。

デパートメント56 若草物語

ルイザ・メイ・オルコット

ルイザ・メイ・オルコットは、1832年11月29日、アメリカのペンシルバニア州のジャーマンタウンに生まれ、マサチューセッツ州のコンコードで育ちました。 コンコードは、作家や知識人が多く住む町で、ルイザの父も精神史に名を残すほどの理想主義者でしたので、生まれるべくして生まれた作家といえるでしょう。しかし、理想だけではお金は入ってこないのが現実。家庭は、食卓にパンと水しかない日もあるほど貧しい暮らしをしていたようです。そんな中、実行力のあるルイザはなんと10代半ばで学校を開き、かたわらで仕立ての仕事をするなど一家を支えました。 更に、新聞や雑誌にも原稿を送りわずかながら原稿料を稼いでいました。1861年になると南北戦争が起こり、厳しい状況の中での作家活動を行っていましたが、1868年不朽の名作「Little Women-若草物語」が生まれます。

ルイザ・メイ・オルコット  若草物語 イメージイラスト あすなろ書房 

若草物語

若草物語の原作タイトルは「Little Women」、直訳すれば「小さな婦人たち」という意味ですが、物語に登場するお父さんマーチ氏が「子どもながら、やさしいしっかりとした婦人であったほしい」という願いを込めたことに由来します。

邦題は「若草物語」ですが、この題訳をされた方はすばらしいですね。初々しい4人の姉妹ややさしい両親のイメージと文学性を出したものに感じられます。

リタラリ・クラシック・シリーズでは、「Little Women-March Residence」というタイトルになっています。これは、「若草物語-マーチ家」という意味です。作品に登場するマーチ家の4人の姉妹-メグ、ジョー、ベス、エイミーとマーチ夫妻は、ルイザの実際の家族をモデルにしているといわれ、ジョーはルイザその人といわれています。この物語もルイザの家庭同様貧しい暮らしながら夢をいただき人生を美しくそして笑顔で生きようとする家族を描いています。

海外の名作文学ですからすでに内容をご存知の方も多いかと思いますが(日本でもアニメ放送されていますし)、このシリーズに付属している本は英語ですので、日本語訳と一緒に読み比べるのも面白いと思います。

ちなみに、あすなろ書房が出している「名作再発見シリーズ」の若草物語は、その時代の欧米諸国の歴史についてのイラストや解説がところどころにちりばめられているので、大人でも参考になります。子供の頃に読んだ本を大人になってから読むとまた違った景色が見えてくると思います。

参考文献:ルイザ・メイ・オルコット 「若草物語 上・下」 あすなろ書房